KID写真室

趣味の写真撮影、旅行記等の記録をつらつらと綴るブログです。

動物園での撮影にチャレンジ! 撮影のコツと注意点

 

みなさんこんにちは。写真撮影を趣味にしていると様々なものの撮影に興味を持つと思いますが、動物の撮影もそのひとつではないでしょうか。

私も動物の撮影にハマった人間のひとりです(笑)動物たちのかっこいい姿、面白い姿を撮影できたときは嬉しいものです。また、僅かながら動物への理解も深まった(?)気がします。

今回は、動物園での撮影のコツや注意点を書いていきたいと思います。

ちなみに自己流ですので、参考程度にどうぞ(^^)

 

※撮影の際は動物たちのストレスになるようなことは絶対に避け、周りの人にも迷惑にならないようルール・マナーを守って撮影しましょう!

撮影機材について

この記事では一眼レフ・ミラーレス一眼での撮影を前提としています。

カメラボディ

基本的にどのメーカー、モデルでも問題なく撮影できます。

既にカメラを持っていればお持ちのカメラで良いでしょう。

カメラを持っていない、新しく新調する場合は予算があればなるべく上位機種をおすすめします。上位機種になるほどAF精度や連写スピードも充実しており一瞬のシャッターチャンスでも逃さず撮影出来る期待が出来るためです。

 

レンズ(焦点距離はフルサイズ換算)

室内展示の動物であれば24〜70mmで事足りる場合も多いですが、屋外にいる動物は距離がある場合が多く200〜300mmは最低でも欲しいところです。

400〜600mmの超望遠レンズがあるとさらに表現の幅が広がりそうです。

実際に撮影してみよう

撮影機材が揃ったら早速動物園で撮影してみましょう♪

私が撮影時に特に注意している点は

①被写体ブレ

②手ブレ     の2点です。

①被写体ブレは、動く被写体に対してシャッタースピード(以下SS)が遅い場合に起こります。

活発に動き回る動物はSSを速くしないと動きを止められないため、1/1000秒〜の高速SSで撮影することも多いです。状況に応じてですが、不安であればなるべくSSを速めに設定しておくことをおすすめします。

下の写真は動いているレッサーパンダを撮影しましたが、ブレてしまっています。

NikonZ9+NIKKOR Z70-200mmF2.8 200mm SS1/200 F2.8 ISO400

②手ブレは、シャッターボタンを押した時の手がブレて起こるものです。

SSが「1/焦点距離秒よりも遅いと手ブレが起きやすいと言われています。そのため望遠レンズを使用した撮影ではSSをより速くしなければならなくなります。

最近のカメラは強力な手ブレ補正が搭載されているので「1/焦点距離」秒よりも遅くても撮れますが、ブレのリスクを鑑みて私は「1/焦点距離」秒よりも速い設定を基本にしています。

よりキレイに撮るために覚えておきたいこと

動物園では、檻やガラスで仕切られていることがほとんど。なるべく目立たないように撮影したいですよね。

檻の場合

①檻と動物との距離が離れているときを狙う

ピントを合わせる動物から離れているものはボケるので、少しですが目立ちにくくできます。距離が近ければ近いほどピント面(動物)とも近くなり檻が目立ってしまいます。

②望遠レンズを使って撮影

焦点距離が長ければ長いほど、ボケも大きくなります。

F値を低く設定する

F値を低くすると被写界深度が浅くなるため、前後のものをボケさせることができます。

主にこの3点を組み合わせて撮影しています。

NikonD7100+SIGMA150-600mm 150mm SS1/800 F7.1 ISO400

NikonZ7+NIKKOR Z50mmF1.2S 50mm SS1/40 F2.8 ISO400

上の写真のように物理的に写らなくするのは無理なので、目立たない位置、角度を探しながら撮ってみましょう。

 

ガラスの場合

こちらは檻に比べて撮影の自由度はかなり高く、意識するべき点は「なるべくガラスに近づけて撮影する」ことです。檻と同じようにガラスの存在を目立たなく出来るためです。

焦点距離、設定も制約が少なく撮影しやすいでしょう。ただガラスの傷や汚れなどが気になる場合は、檻の①〜③の方法で撮影してみましょう。

 

NikonZ7+FTZ+AF-S NIKKOR70-200mmF2.8E 135mm SS1/200 F2.8 ISO500

ガラスなので角度によっては反射したものが写り込むので、撮影の際は角度にも注意しましょう。

また、反射をコントロールできるPLフィルターを使って写り込みを抑える、という手もあります。PLフィルターは風景撮影でも重宝するので、1枚あれば心強いですね(^^)

 

動物達の様々な瞬間を切り取る

動物の撮影は楽しいものです。せっかく撮影するなら、色々なパターンを撮影してみましょう(^^)新たな発見があるかもしれませんよ。

ここでは、その一例をご紹介します。撮影時の設定も載せておきますので参考までに。

全身を撮る

最もスタンダードな(?)写真。とりあえず1枚は撮っておきますよね。単調な感じになりやすいですが、かっこよく見える角度や表情を捉えるとより魅力的に写せるでしょう。

NikonZ9+NIKKOR Z70-200mmF2.8 200mm SS1/1250 F2.8 ISO500
周りの様子も入れて撮る

動物だけではなく周りの物や風景(春なら桜、秋なら紅葉など)と絡めて撮ると、季節感のある写真になります。この写真には季節感はありませんね(笑)

NikonZ6+NIKKOR Z24-70mmF4S 66mm SS1/1000 F4 ISO800
目が合った瞬間を撮る

真っ直ぐこちらを見ている写真は、それだけで力を感じますね。一瞬で難しいですが狙ってみる価値はあります。

NikonZ7+FTZ+AF-S NIKKOR70-200mmF2.8E 135mm SS1/100 F4 ISO800
寝ている姿を撮る

どんな動物も寝ているところは可愛いですね。動かないので撮影しやすい(笑)可愛い姿をバッチリいただきましょう♪

NikonD7100+SIGMA150-600mm 250mm SS1/800 F6.3 ISO100
アップで撮る

迫力を出すならアップがオススメ。ガラス越しなら至近距離からの撮影も安全に出来ますね(^^)

NikonD810+AF-S NIKKOR70-200mmF2.8E 102mm SS1/400 F4 ISO500
遊んでいる瞬間を撮る

遊具等で遊んでいるところは、面白い瞬間を撮影できるチャンス⁉︎

NikonD810+SIGMA150-600mm 230mm SS1/320 F8 ISO400

一例を紹介しましたが、動物ごとに違った魅力があって、その魅力を活かした写真を撮るのも面白いものです(難しいですけど)。

自分なりに追求していますがまだまだです。

頑張らないといけないですね。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は動物園での撮影についてまとめてみました。やってみるととても楽しいですよ〜

撮影の楽しみに加えて、動物達の情報もたくさん得られるので知識も増えて一石二鳥です。

 

撮影の際に少しでも参考になれば幸いです(^^)